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2024年3月27日(水)

花ある生活は美しく楽しい(鵠MAI)

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【プロフィール】

フラワーコーディネーターの宇野幸恵さん=藤沢市本鵠沼=は、横浜・保土ケ谷の結婚式場でブライダルフラワーのデザインを手がける。
その一方で、友人・知人を集めた「フラワー教室」も主宰。
「花が一輪あるだけで、景色も変わるし気持ちも安らかになる」と話す。
花に思いを馳せる宇野さんの生き方とは?

――横浜生まれで、いまは鵠沼在住ですね。


はい。横浜の綱島で生まれ育ちました。結婚して鵠沼に来ましたが、海も近くてとても住みやすいと感じています。

――幼い頃から「花」に関心が?


いえ、教わった幼稚園の先生に憧れて「幼稚園教諭になりたい」とずっと思っていました。
専門学校に進学し、幼稚園教諭と保育士の免許を取得し、横浜の幼稚園で先生をしていたんです。
4年間、勤めていました。

――そこから転進したのでしょうか。


体を動かすことも大好きで、中学校時代は新体操部に、高校時代はチアリーダー部に所属していました。
幼稚園に勤めて4年目に知人から「ディズニーランドのオーディションがある」と聞いたんです。
キャラクターと共に夢の国で踊ることができるかもしれない、と思いました。
幼稚園の仕事は大好きだったのですが、思い切って転進することにしたんです。
でも、オーディションは通過できず、ダンサーではなくキャストとして6年間勤めることになりました。

――ディズニーのキャストも仕事の種類は多そうです。


キャストは、「ファンタジーランド」や「アドベンチャーランド」といった園内それぞれの場所に所属します。
着ているユニフォームが違うので基本的には所属するエリア以外の場所にユニフォーム姿で出入りすることはありません。
「夢の国」らしい、しっかりしたコンセプトでした。
楽しい時間を送ったと今でも思い出深いです。
6年勤めてから「もう一度幼児教育に戻ってみよう」と思い、今度は保育園に勤めました。

――そこで「花」との出会いが?


仕事のかたわらフットサルのチームに入っていたのですが、その仲間が結婚することになり、お祝いにブーケを作ろうと。
横浜のフラワースタジオで習って、そこで花に魅せられました。
ご縁もあって、いまいるブライダルフラワーサロンでお仕事をすることになったんです。


――ブライダルに花はつきものです。


新郎・新婦と打ち合わせを重ねながら、式に添える花の色や形を決めていくのですが、その過程も楽しいですね。
イメージ通りの花束やブーケ、式場や披露宴でのフラワーコーディネーションが出来た時は、とても充実して嬉しい気持ちになります。


――工夫される点も多いかと思います。


週末に結婚式や披露宴を開かれる方が多いので、水曜日に市場から花を買い付けて、週末までに完成させます。
それなりに価格が張る花もありますから、色あいや雰囲気とのバランスをとりながら、引き立つフラワーコーディネートを考えます。
新郎からの依頼で、新婦には内緒で真紅のバラで作ったサプライズ花束を用意したこともありました。
花の持っているメッセージを生かす工夫は楽しい仕事です。
「幸せな時間」を花を通して一緒に楽しめることが何より嬉しいことです。


――スクールも開催されているのですか?


「スクール」というほど、大がかりではありませんが、友人が営むカフェなどで、友人や知人を集めて季節のリース作りをしています。
ハロウィンやクリスマスで飾るリースですね。これも、とても楽しい時間です。


――宇野さんにとって「花」とはどのような存在ですか。


はい、そばにあって欲しいもの、ですね。
自らとともに周囲の人たちも明るくなれる、そう感じています。


【インタビューを終えて】


宇野幸恵さん、実は先月に登場して頂いた宇野剛さんの奥さんだ。
剛さんの取材で「妻はフラワーコーディネーター」とお聞きし、是非、お話を伺いたいとお願いした。
ガーデニングや花作りは、生命をしっかりと感じられる作業なのだと思う。
手をかけると、それに応えて美しく咲いてくれる。
その命をもらって束を作ったり、アレンジをしたりするのは、とても荘厳な儀式にも感じられる。
とはいえ、生活の中に花があり、その花が持っているメッセージを受け取ることは、間違いなく、人生が豊かになる。

宇野さんの連絡先は
flowerpochette.94@gmail.com

この記事を書いた人
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    澤 圭一郎(毎日新聞)

    1964年生まれ。鵠沼の生まれ育ちでいまも居住。
    89年、毎日新聞入社。
    社会部記者として東京都庁や文部科学省、国会を担当。
    アテネ五輪特派員、ペルー大使公邸人質事件などの海外取材も。
    社説を担当する論説委員を経て、現在編集委員

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