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2024年8月30日(金)
湘南鵠沼エリアで話題の中華料理店「蛙吽(わおん)」。
2階にある隠れ家的な雰囲気ながら、開店10分前には階段の下まで行列が出来る日もある人気店として知られています。
今回は、店長の山尾さんにお話を伺い、お店の魅力や今後の展望について詳しく聞いてみました。
【プロフィール】
山尾 良寛(やまお よしひろ)
蛙吽(わおん)店長
神奈川県藤沢市出身。
東海大相模高校卒業後、大学でライフセービングに打ち込む。
卒業後はパドルボード競技に挑戦し、世界大会にも出場経験あり。
アパレル業界での経験を経て、居酒屋で接客の楽しさに目覚める。
2023年10月、元々はお客さんとして来ていた蛙吽に縁があって、キッチンスタッフとして入店。
2024年1月より店長になる。
沖縄の海にてパドルボードを楽しむ
蛙吽は単なる中華料理店ではありません。
湘南のスケーター、サーファー、アーティストなど、様々な人々が集まり交流できる空間を目指しています。
湘南ならではのカルチャーと本格的な中華料理を楽しめる場所なんです。
3年前にこの湘南鵠沼でオープンして、今では湘南に似たカルチャーもある沖縄にも2店舗展開しています。
やはり料理の味ですね。
オーナーの一生さんが中国で修行した本格的な中華料理の技術をベースに、独自のメニューを提供しています。
例えば、うちは麻婆豆腐がイチオシなんですけど、ラー油も含めて30種類以上のスパイスを使っていて、豆板醤も3種類以上使うんです。
他では食べられないような本格的な中華料理がここでしか味わえない特徴だと思います。
また、店内の雰囲気づくりにもこだわっています。
夜はカウンターに電気をつけず、少し薄暗い雰囲気にしているんですよ。
人と人との距離感を縮めて、より親密なコミュニケーションを促すためなんです。
そして、定期的にDJイベントやアーティストの写真展示、ライブペイントなども行っています。
お客様に食事だけでなく、湘南の文化やアートも楽しんでいただきたいんです。
人気メニューは、「麻婆豆腐」だったり、「蛙吽チャーハンのブラック」ですかね。
中国醤油を使った黒色のチャーハンで、多くのお客様に好評です。
また、変わり種としては「台湾酢豚」があります。
普通の酢豚とは違って、スープ状になっているタレを使用していて、しかも酢を使っていないんです。
他では味わえない独特な料理です。
個人的におすすめなのは、「エビチリ」ですね。
ぜひ食べてみて欲しいです。
「蛙吽」という店名には、いくつかの意味が込められているんです。
まず、「わおん」と読むんですが、ひらがなの最後は「わ・を・ん」じゃないですか。
お客様に一日の締めくくりに美味しい食事を楽しんでいただきたいという思いが込められています。
漢字は当て字ですが、「蛙」を使っているのも、中国では蛙が前にしか飛ばないという縁起の良いものとされているからなんです。
そして、音楽的な和音(ハーモニー)という意味もあります。
色々な意味が重なっていて、とても奥深い店名になっています。
今後の展望としては、まず年内に大阪店ができる予定です。
そして来年には湘南にもう1店舗出店したいという計画もあります。
私自身としては、この湘南本店の店長として、全ての蛙吽のベースとなるこの店をしっかりと守り、発展させていきたいですね。
料理の質を高めることはもちろん、お客様との交流を大切にしながら、湘南の文化発信地としての役割も果たしていきたいと思っています。
蛙吽は食事とお酒を楽しみながら、ゆっくりと話せる場所であり、時には盛り上がることもできる場所です。
お客様と一緒にお店を盛り上げていきたいと思っています。
ぜひ一度、蛙吽の味と空間を体験しに来てください。
山尾さんの言葉からは、料理への情熱と地域文化を大切にする姿勢が強く感じられました。
また、大阪や湘南での新店舗オープンの計画など、今後の展開にも期待が高まります。
ぜひ皆さんも、本格的な中華料理と湘南の文化が織りなす独特の空間を体験しに、蛙吽に足を運んでみてはいかがでしょうか。
僕も何度か食事に来ているのですが、お昼の麻婆麺が個人的にはおすすめです。
ちなみに、店員さんにはアーティスト活動をしている方も多く、タトゥーを入れた方も珍しくありません。
初めて入店すると驚くかもしれませんが、皆さんフレンドリーで素敵な方ばかり。
見た目に惑わされず(笑)
ぜひ蛙吽ならではの雰囲気を楽しんでみてください。