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2026年4月21日(火)

チョークで日本中を笑顔にしたい!株式会社CHALK'Sが広げるチョークアートの世界

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神奈川(藤沢・海老名)を拠点に、チョークアートを使ったイベントや教育事業を全国展開している会社「CHALK'S(チョークス)」を大紹介!

キャンバスにチョークを指で塗り広げて描く——そのシンプルな体験が、子供も大人も、アーティストも初心者も、みんなを笑顔にしてしまうのがチョークアートの不思議なところ。
CHALK'Sはその魅力を武器に、商業施設でのイベントから学校への出張授業、公園プロジェクトまで、活動の幅をどんどん広げています。

今回は共同代表の堀内哲さんに、CHALK'Sのはじまりから今、そして描いている未来まで話を伺いました。

はじまりは5年ぶりの再会と、オーストラリアへの直談判


CHALK'Sが生まれたのは2018年のこと。
きっかけは、かつての上司・山田浩さん(現共同代表兼アートディレクター。以下ひろさん)との久しぶりの再会でした。

(中央・ひろさん、中央右・堀内さん、とアシスタントの方々)

ひろさんは神奈川県のかしわ台にチョークアートのアトリエを構え、3年かけて着実に実績を築いていました。

月間70〜80人の生徒を持ち、プロ講師も数十名輩出するほど活気に溢れる教室でしたが、一方で「社会全体にこのチョークアートの文化や価値を届けたい。けれど自分一人では限界がある。」とジレンマも抱えていたといいます。

(かしわ台にあるチョークアート教室・ Hiroo's Chalkart)

チョークアートはもともとイギリスからオーストラリアへ渡り、現地のカフェ文化に看板アートとして浸透したことで広まった商業アートです。
街中でも、チョークで書かれたお店の看板などを目にする時がありますよね。
当時、こうした技術と文化が日本に広まり始めていたものの、資格を取ったあとにどう活躍するかという場づくりはほぼ手つかずの状態でした。
そこにCHALK'Sは目をつけたのです。

(カフェの壁にチョークアートを描くひろさん)

ひろさんの職人的な情熱と、堀内さんが培ってきた事業構築力が共鳴。
「一緒にこのチョークアートを広げよう」と意気投合し、すぐさま二人でオーストラリアへ飛び、世界的なチョークアートの第一人者モニーク・キャノン氏に直接プレゼンを実施。 

堀内さんは当時を振り返り、「何をやるか」と「誰とやるか」が仕事における軸だった20代から、子供が生まれたことで「何をして世の中に何をもたらしたのか」そして「子供の未来につながるか」が自分の軸になっていった、と語ります。

その軸とチョークアートがピタッとはまったのが、このタイミングでした。
日本でチョークアートを教育や職業として確立したい——この揺るぎない覚悟が、CHALK'Sの第一歩となったのです。

コロナ禍の悲劇と挑戦

2019年1月、新宿で開いたモニーク・キャノンの初来日展覧会は成功。チョークアートの認知度を一気に押し上げました。
その後も営業電話をする日々から少しずつ実績を積み上げ、一つの大型商業施設と年間契約を取れたタイミングで独立を決意。2020年4月1日に法人化します。

しかしその6日後、緊急事態宣言——。
予定されていた年間計画はすべて白紙。会社の残金が数千円にまで追い込まれるというどん底も経験したと言います。 

この苦境を抜けるきっかけをくれたのは、逆説的にもコロナという環境でした。
三密を避けながら楽しめるコンテンツとして、屋外で地面に大きくチョークアートを描くイベントを提案。
海老名で行ったイベントでは2,500人以上が来場し、日本最大級のストリートアートとして街の大きな話題になります。

(神奈川・海老名の扇町アウトドアパークでチョークアートを楽しむ人々)

さらに、コロナでテナントが次々と抜けてしまったショッピングセンターから「仮囲いをアートで埋めたい」という相談が来るように。
CHALK'Sはそこに、みんなで手書きで仕上げる「参加型巨大チョークアート」を提案しました。
これが大反響を呼び、2023年にはみなとみらいのクイーンズスクエア横浜で、総勢200名の子供たちとの協働で10メートルのクジラの巨大チョークアートが誕生。
これを機に、依頼がどんどん舞い込むようになっていきます。

(完成した巨大チョークアートとアーティストさん。超巨大!)

年間120件以上、200日超。イベントの現場で感じること

今では、年間120件を超えるイベントを手掛け、200日以上何らかのイベントで日本中を飛び回るCHALK'S。
来場者は、年間12万人規模となりました。

参加型の巨大チョークアートを中心に、地面やガラスに描くアウトドア体験や、2025年には「チョークアート号」と名付けた走るエンタメ黒板カーも導入。

(屋内に置かれた大型チョークアート号にびっくり!)

いつもはイタズラできない車に自由に描けるという体験が、子供から大人まで大人気です。
都会のど真ん中で地面に描けたり、建物の中に車があって、そこに描けたり——「あんなことやっていいの?」という非日常感を、場所や客層や施設の目的に合わせてカスタマイズするのが、CHALK'Sのイベントプロデュースのこだわりだと語ります。

大人には懐かしく、子供には新しい体験

公園でのボール遊びが禁止される場所が増え、学校の黒板はホワイトボードに替わり、小学生からスマホを持つ子供たちがチョークを触る機会は激減しています。

筆者が小学生の頃も、家の前の道や公園にチョークで友達と日が暮れるまで絵を描いて遊んでいたことを覚えています。
最近は、そういった光景が日常から薄れつつあるように感じます。

でも、CHALK'Sのイベントでは、地面にも、車にも、自由に思いっきり好きなように描けるのです!*
かつては当たり前だった黒板やチョーク、道端への落書きという存在。そんな懐かしくも温かい時間が、CHALK'Sのプロデュースによって非日常体験として蘇っています。
※イベント内容によって異なる場合があります

(友達4人で参加してくれた仲良し学生さん)

チョークアートの魅力は、見た目の華やかさだけではありません。
ペンや筆を上手に扱えない小さなお子さんでも、指先なら力加減を直感的にコントロールでき、自由な発想をそのまま形にできるのがチョークアートの大きな強み 。

(小さなお子さんでも、チョークさえ握れれば楽しめます!)


(水で洗えばすぐ落ちるので、汚れても心配なし!)

指で直接色を混ぜる感触、指だからこそできる細い調整、触れるたびに変わる濃淡——スマホやタブレットでは絶対に味わえない、アナログならではの没入感があり、イベントでは何十分も夢中になる子たちが多くいるそう。

(夢中になると時間も忘れて書き続けちゃいます)

堀内さんは「この時代がチョークアートの価値向上を後押ししてくれている」と話します。
この追い風を活かし、チョークアートを確固たる文化として社会に定着させたい——そんな強い決意がインタビューで伝わってきました 。

褒められる機会を、子供たちに

イベント事業と並び、もう一つの柱として大切にしているのが教育事業です。
独自のオンラインスクール「チョーク小学校」の運営にとどまらず、活動の場は全国の小・中学校への出張授業や技法指導へと広がっています。

(小学校の総合的な学習の時間にて、チョークアートの説明をするひろさん)

堀内さんが教育にこだわる大きな理由は、文化系のことを楽しむ子供たちへの強い思いです。

「体育会系の子は試合や表彰でスポットライトを浴びる機会が多い。
でも文化系は、褒められる場面が圧倒的に少ないと感じてきました」

チョークアートのワークショップでは、指一本で描けるため、誰もがその場で「上手にできた!」という達成感を得られます。
友達や親御さんがその絵を見て驚き、心から褒める。その瞬間に生まれる小さな自信を、CHALK'Sは大切に育んでいます。

(アーティストさんに教えてもらいながら、オイルパステルと指で作品作り!)

さらに、活動の目的は「職業の選択肢を広げること」にもあります。
参加した学生たちからは、よく「こんな仕事があったんですね」と驚きの言葉が返ってくるそうです。
イベントのアーティストとして活動したり、教室を開いたり、看板制作を手がけたりすることで、アートで食べていける道をCHALK'Sが新たに切り拓いています。

最近では、商業施設と学生が協力して作り上げる産学連携の企画も年々増えています。
完成した作品を展示するだけでなく、描いている過程そのものを多くの人に見てもらえるという、チョークアートならではの特徴が学生たちに大きな手応えを与えています。

(名古屋モード学園の学生と協働したナイトアートイベント)


(コムボックス光明池にて堺市立美木多中学校 美術部の皆さんとチョークアーティストと子ども達が合作で黒板アートを制作)


憧れを抱ける将来の選択肢を提示し、表現する喜びを分かち合う。
その積み重ねが、堀内さんの掲げる「子供の未来」を鮮やかに彩っています。

チョークで遊べる屋上公園

CHALK'Sの活動の中でも特に話題を集めているのが、愛知県のららぽーと安城の屋上に誕生した常設型チョークアートパーク「よぞらのチョークパーク」 。

三井不動産との共同プロジェクトとして実現したこの場所は、まさに「チョークで自由に遊べる公園」 。
CHALK'Sは単なるプロデュースに留まらず、日々の清掃やチョークの補充といった運営の細部まで一貫して担っています 。

(壁一面、床一面、書き放題です!)

このパークでは、月に一度開催されるアート教室が大盛況となっているほか、年に4回行われる大型イベントには、毎回2,000人近くもの人々が訪れるほど大人気。

「広い屋上に並み居る遊具に負けず劣らず、チョークで描けるコーナーに子供たちが真っ先に駆け寄り、夢中で色を重ねている。その光景が、何よりの感動でした」 

堀内さんはオープン当時の胸中をそう振り返ります。

(チョークで彩ったダンボールで電車ごっこしながらパークをお散歩!)

(毎月実施している青空チョークアート教室の様子)

実はこちらのパークの横には、同じくCHALK'Sが運営するチョークアートカフェ「Chalk Trip CAFE」も。店内の壁一面に描かれるチョークアートは、チョークアート界のカリスマ・尾崎有花さんが手掛け、店内には実際にイベントで使われている画材も販売しています。
ドリンクも、お子様が飲めるジュースから、親御さんの休憩にもちょうどよいコーヒーも各種用意されていました!

湘南からは少し距離がありますが、これほど広大な面積で、カラフルで綺麗なチョークを自由に、かつ安全に使える空間は滅多にありません。わざわざ足を運ぶ価値が十分にある、特別な場所となっています!

チョークのまちを!夢は壮大に、順番は問わず

チョークアートのカフェを作り、テーマパークを作り、そして学校を作る。さらには全国の小学校の必須科目に採用され、子供たちが憧れる職業の選択肢にしたい。
地域を巻き込みながら、チョークアートでまちを創り上げることが、堀内さんが「生きているうちにやり遂げたいこと」と語る壮大なビジョンです。
事業を始めて約8年、「ようやく小学校1、2年生くらい」と笑う堀内さんの言葉通り、CHALK'Sはこれからも成長を続けていきます。

入り口は広いけれど、突き詰めればどこまでも奥が深いチョークアートの世界。
その魅力に気づいた人たちが全国に増え、ここ湘南でも当たり前のようにチョークアートが日常に溶け込む日を、CHALK'Sは真っ直ぐに見据えています!

(昨年の小田急湘南ゲートでのイベント。藤沢市市政85周年を記念して、ふじきゅんも!)

さいごに

チョークで自由に描く純粋な楽しさと、プロのアーティストさんと作品作りができるワクワク感。チョークアートの魅力が、少しでも伝わりましたでしょうか 。

今回、私がCHALK'Sを紹介したいと思ったのは、私自身がイベントの運営メンバーとして現場に携わっており、その中で、CHALK'Sの方々のチョークアートに対する熱い思いを肌で感じてきたからです。
現場での子供達の弾ける笑顔や、各地の魅力の詰まったチョークアート作品の数々も、ぜひ藤沢の方々にも知っていただきたい。そんな願いを込めて、インタビューを実施しました!

47都道府県制覇まであと一歩というところまで広がっているCHALK'Sの活動。
どの地域でも、その土地で活躍するアーティストさんを中心に、地元の魅力を取り入れながら、地域の人々と共に一つの物語を創り上げています。イベントで参加者の楽しそうな表情を見ることが、支える側の私にとっても、何事にも代え難いやりがいと喜びに満ちたものです。

Locomoのお膝元である湘南でも、すでに湘南モールフィルや小田急湘南ゲートにてイベントを実施してきました!今後のイベント情報は公式Instagram(リンク)でご覧いただけます。

インタビューにご協力いただいた堀内さん、CHALK'Sの皆さま、ありがとうございました!

この記事を書いた人
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    木下 悠

    鵠沼出身の若者視点で、この湘南地域をインタビューしていきます!
    海や江ノ島だけではない、湘南の日常の魅力をお伝えします!

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