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2026年9月19日(土)

2026年5月、「Shonan Active Dads」というパパをメインとしたフィットネスコミュニティを立ち上げた岡本 優(おかもと すぐる)さん。25歳のトレーナーであり、8か月の男の子を育てる新米パパでもあります。
自身も筋トレやランニング、HYROXなど大好きな運動を続けながら、パパになってからも「自分らしく楽しむこと」を大切にしています。
「子どもがいるから、何かを諦めなければいけない」という考え方ではなく、子どもがいるからこそ、人生をもっと豊かにできる。そんな想いで立ち上げたコミュニティについてお伺いしました。

「Shonan Active Dads」の様子
パパと子どもたちが一緒に体を動かすフィットネスコミュニティです。
もちろん、ママやどなたでも参加可能です。
現在は主に鵠沼海岸で活動していて、親子で簡単なトレーニングをしたあと、子どもをランニング用バギーに乗せて海沿いを走ります。
走った後は、カフェなどでパパ同士の交流タイムを設けています。
「何時まで参加しなければいけない」といった決まりはありません。お子さんの様子に合わせて途中で帰っていただいても大丈夫です。
参加費は基本的に無料で、必要なのは動きやすい服装くらい。バギーを使用する場合のみ、1台500円ほどのレンタル料をいただいています。

子どもが生まれたことが原点です。
ママ同士が子どもを連れてカフェに集まっている姿はよく見かけますよね。でも、パパ同士が子どもを連れて集まる光景は、まだまだ少ないと感じていました。
パパ側にも「子どもと過ごしたい」という気持ちはあるものの、「子どもが泣いたらどうしよう」「ミルクやおむつ替え以外でぐずったらどう対応すればいいんだろう」といった不安や戸惑いがあります。
だからこそ、パパ同士で悩みや情報を共有したり、参加しているママからアドバイスをもらったりしながら、みんなで育児を楽しめる場所を作りたかったんです。
もう1つの理由は、僕にとって運動が「自分らしくいるために必要不可欠なもの」だからです。子どもが生まれた直後、2〜3週間ほど運動ができない時期がありました。すると、今まで感じたことがないほどイライラしてしまったり、体調を崩してしまったりしたんです。
その後、たとえ睡眠時間が少なくても運動習慣を復活させると、気持ちが安定していきました。「運動をすると、自分らしくいられる」「運動は、僕が僕でいるために必要な手段なんだ」と改めて気づかされました。
だから、親になったからといって自分を後回しにしすぎるのではなく、自分自身を整える時間も大切にしてほしいと思っています。僕にとってそれは運動であり、育児をしながら運動も続けていきたいと思っています。
「子どもがいるから好きなことができない」と諦めるのではなく、「子どもがいる中で、どうすればできるか」を考える。Shonan Active Dadsが、参加してくれる皆さんにとって、自分に必要なものと向き合うきっかけになれたらと思っています。
それに、パパが子どもと過ごす時間が増えれば、その分ママにも自由な時間ができます。カフェや美容院に行ったり、友達と会ったり。夫婦がお互いに自分の時間を持てるきっかけにもなれたら嬉しいですね。

自衛隊として働いていた時代
お世話になっていたパーソナルトレーナーさんからの言葉がきっかけでした。
もともと子どもの頃から外で遊ぶのが好きで、外を駆け回っているタイプでした。
出身は1周約40kmの小さな島、鹿児島の喜界島(きかいじま)です。そこで18年間過ごした後、広島で6年間自衛隊に所属していました。
自衛隊では、日頃から体を動かしてはいたのですが、飲み会などもあって食生活が乱れ、一時期かなり体重が増えてしまったんです。もともと太りやすい体質でもあり、それが大きなコンプレックスでした。
そこから本格的にトレーニングを始めたところ、体型が変わり、体調も良くなりました。トレーナーに興味を持ち始めたころ、お世話になっていたパーソナルトレーナーの方から「やりたいのに、なんでやらないの?」という言葉が刺さり、トレーナーの道へ進み、運動が生活の一部になっていきました。

僕自身、島育ちなので、海や自然が身近にある環境が好きです。
一度東京に住んでいた時期もありましたが、ボディメイクのために日焼け目的で湘南に来ていた時期があって(笑)...。街の魅力を感じました。
街の空気がゆったりしていて、地域の人が挨拶してくれる。海では子どもたちがゲームではなく、走り回って遊んでる。
「子どもを育てるなら、こういう場所がいいな」と夫婦で思うようになりました。
妻が出産する助産院も決まり、2025年10月末に湘南へ引っ越しました。
実際に暮らしてみても、今のところプラス要素しかなく、移住して良かったと思っています。

2026年8月にはHYROXに出場
はい。ボディメイクの大会にも出ますし、ランニングと筋トレ系の種目を行う「HYROX」や過酷な障害物レース「スパルタンレース」にも挑戦しています。
もともと負けず嫌いで、挑戦することが好きなんです。
『ONE PIECE』のルフィのように、何歳になっても「やってみよう」と言える人でいたい。そういう性格なんです(笑)。

スパルタンレースにて
まずは湘南で活動を広げたいです。
現在は鵠沼海岸が中心ですが、茅ヶ崎にも活動エリアを広げて、将来的には湘南エリアはもちろん、都内からも参加してもらえるコミュニティにしたいです。
パパだけでなく、ママにも参加して欲しいですし、これからパパや、ママになる方、将来パパやママになりたい方にぜひ来ていただいて、育児がある中でも色んな楽しみ方、育児の方法があるということを知って欲しいです。
いつかパパたちでチームを作って、みんなで大会に出場するのも目標です。
さらに大きな目標としては、2つ。
一つは、子育てに対する社会の考え方を、パパが積極的に声を上げて、ママと協力して変えていくこと。
育休や公共交通機関、ベビーカー、授乳室など、子育てを取り巻く環境には、まだまだ考えていくことがあります。
ママの声だけではなく、これからはパパの声ももっと加わって良い。
もう一つは、親子で通えるフィットネスジムを作ることです。
例えば、ベビーカーごと入ることができて、マシンの横に置いてトレーニングできたり、ジムの中に授乳室や、託児所、キッズルームなどがあったり。パパやママがトレーニングしてる間も、子供も一緒に楽しめて、パパやママのリフレッシュに繋がるような場所を作りたいと思っています。
そんなウェルネスな環境を、湘南に作れたら最高です。

「こうしなければいけない」という子育ての正解は、どこにもないと思っています。
僕たちに合うスタイルがあれば、ほかの家庭にはその家庭に合うスタイルがある。一番大切なのは、“自分たちに合ったかたち”を見つけていくことです。
子どもが生まれたからといって、自分のやりたいことや人生を諦める必要はまったくありません。むしろ、子どもがいるからこそ広がる世界があります。
僕は、子どもと過ごす今この時間を「投資」だと思っています。
子どもが大きくなっていくつになっても、「パパと一緒に遊びたい!」と思ってもらえる存在でいたい。そのために今、一緒に体を動かして、走って、たくさん言葉を交わす。その積み重ねが、将来の親子関係をつくっていくと信じています。
だから、パパももっと育児に積極的になって良い。自分の好きなことも「子どもがいるからできない」と諦めるのではなく、「子どもがいるからこそ、こんな素敵なことができる」。自分自身を手放さなくていい。
「Shonan Active Dads」の活動を通して、そんな選択肢や考え方を少しずつ広げていけたら嬉しいです。
▼Shonan Active Dads 活動概要▼
・曜日:主に土曜日
・時間:10:00~12:00(途中参加、途中帰宅OK)
・場所:鵠沼海岸(噴水広場)
・持ち物:運動できる服装、水分・塩分補給できるもの、お子さんの着替えセット(おもちゃ、オムツなど)
~ご興味のある方は、「Shonan Active Dads」InstagramのDMよりお問い合わせください!~
私自身、普段から運動(主にランニング)を楽しんでいますが、ここ数年、街中やSNSでさまざまなランニング・フィットネスコミュニティを見かけるようになりました。その一方で、子育て世代に特化したコミュニティはあまり見かけません。どんなライフステージにいても、誰もが自分らしく趣味を楽しめる環境があることの大切さを、今回の取材を通して実感しました。
夜泣き対応のスケジュールを見越し、なんと朝4時にジムへ通っているという優さん。「好きなことを諦めていない」からこそ浮かぶ、毎日を心から楽しんでいるような笑顔がとても印象的でした。
取材に同行してくださった奥様も非常にアクティブな方で、これまでに何度もフルマラソンを完走されているとのこと。優さんが撮影しやすいよう気を配ってくださる姿など、細やかなお心遣いも本当に素敵でした。岡本さん夫妻は、「話す」ことをとても大切にされています。喧嘩をしてもその日のうちに話し合う。お互いが自分自身を大切にし、対話を通して歩み寄っているからこそ、ご夫婦の素晴らしい関係性が築かれ、子育てを楽しめているんだなと感じました。
お互いを尊重しながら工夫して家族で一緒に楽しむ。お二人の素敵なパートナーシップと、あたたかな家族の絆を感じられる、とてもハートフルな時間になりました。
素敵なお話をありがとうございました。
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